はちみつは、どこで買ったらいいのか?
国産の天然はちみつを購入したい!と思っている方へ、養蜂家からの提案です。
偽物・産地偽装のはちみつ
はちみつに限らず、食品偽装問題が頻繁に報道されています。
なぜ、このような問題が発生するのでしょうか?
その多くの要因は、以下2つに集約されるように思います。
食品偽装問題の最も大きな要因は、「コスト」に起因しているのではないでしょうか?
つまり、企業がより多く利益を得るため、あるいは損失をより少なくするため。
また、より安く商品を消費者に購入してもらうため。
このような理由により、食品偽装をしてしまう企業が後を絶ちません。
もう一つの食品偽装問題の要因は、商品の「需給関係」にあるかもしれません。
人気のある商品は、マーケットで奪い合いになり、価格が高騰してしまいます。
そこで、偽物を売ってしまえば、企業は大儲けできるかもしれません。
そこで、食品の産地などを偽装するというわけです。
少し視点を変えてみると、偽物ブランドバッグは、なぜ後を絶たないのでしょうか?
購入したい消費者の人数が、マーケットに出回るブランドバッグの数量を上回っているからです。
つまり、数量が少ない商品は高価格で取引されるため、ブランド偽装してしまおうという考えに起因しています。
国産の本物のはちみつも同じ食品偽装の問題が起こったことがあります。
国産はちみつは数量が少なく高価格のため、外国産のはちみつを国産はちみつとして、原材料名欄などに偽装して販売するわけです。
国産の純粋はちみつ
国産の純粋はちみつとは、どのようなはちみつなのか?
- 原料の全てが国内で採蜜されたはちみつ
- 添加物や化合物などを一切含まないはちみつ
上記2つの要件を満たしたもののみが、「国産純粋はちみつ」とされています。
日本国内で採蜜された国産はちみつの生産量は、国内販売量に対して非常に少ないのが現状です。
ちなみに、日本で販売されているはちみつの原産地で最も多いのが中国産です。
また、シロップ添加のはちみつシロップや水飴を添加した水飴はちみつなどもあります。
養蜂家のこだわりとして、国産純粋はちみつに加えて、以下2つも譲れないところです。
「天然はちみつと非加熱はちみつ」
日本養蜂協会の品質規格によると、下記のように定義されています。
「国産天然はちみつ」とは、その全てを国内において、みつばちの巣箱より採蜜し、濾過しただけの人工を加えないものをいう。
私の天然はちみつの認識では、ミツバチに砂糖水を餌として与えて、作り出したはちみつは天然はちみつとは言えないと思います。
また、はちみつを一定以上の温度で加熱すると、はちみつが低温下で結晶化しなくなります。
そのため、冬でもブドウ糖が白色に結晶化しないため、加熱はちみつも出回っています。
加熱はちみつは、栄養分と風味が失われるため、非加熱はちみつをおすすめしています。
当養蜂園では、国産天然はちみつとして、下記をお約束します。
- 国産はちみつ
- 純粋はちみつ
- 天然はちみつ
- 非加熱はちみつ
はちみつの買い方
本物の偽りのない天然100%純粋はちみつは、どこで買ったらいいのか?
食品スーパーへ行けば、多くの商品は外国産はちみつがお安く購入できます。
また、商品数は少ないながら、国産はちみつも陳列されていることでしょう。
価格比較してみると、国産はちみつの価格は外国産はちみつの数倍くらい、高価であることがわかることでしょう。
それでは「はちみつの買い方」の結論をご提案します。
一度、国産と外国産の両方のはちみつをご購入してみてください。
そして、目を瞑って、どちらのはちみつが美味しいか、味比べしてみてください。
甘さなどの味、風味、色味など比べてみて、どちらも同じだと思われた場合は、安い外国産はちみつでも問題ないでしょう。
もし、国産はちみつを購入される場合は、日本国内の産地や養蜂場(養蜂園)や生産者の名前の記載がある商品を選ばれることをおすすめします。
最もおすすめの買い方は、近隣の養蜂家の方から直接購入されるのが、間違いがなく、確実でしょう。
お近くに養蜂家の方や養蜂場がない消費者の方は、送料が余分に掛かりますが、養蜂家や養蜂場から直送で買えば、本物の天然純粋はちみつをお楽しみいただけることでしょう。
もしよろしければ、愛知県産のハヤシ養蜂園の天然純粋はちみつもご賞味ください。